練習会の基礎練習                           練習1−1

 インストラクターとしての練習はただステップを覚えることだけではありません。利用者さ
んとのコミュニケーションを図るということは人としての素養を身に付けるということです。
ではどのようにそれをするのかと言うと、いろいろな方法がありますが、そう難しいものでは
ありません。先ず、身近なところから。今までにやったことが無い事をする。出来なかったこ
とを出来るようにすることから始めましょう。

 インストラクターは正しく踊れることも必要です。そしてそれを正しく伝えられることも
必要です。ただ自分たちだけが楽しくやっていられれば良いという考えのグループには若い
世代の方たちは参加してきません。多くのボランティア活動グループを見るとボランティア
自体の高齢化が問題だといっています。それら全ての問題はここにあるのです。
踊れるだけのダンサーからインストラクターになりましょう。

【基本練習】
 インストラクターとして発声は大事です。
 聴く人の耳に声が届かなくては伝えることは出来ません。
 相手の耳に届くよう、大きな声とわかりやすい言葉で。 

大きな声を出しながら練習します。
今日は100人の中学校の生徒さんを相手に、総合学習の車いすフォークダンス指導です。
わかりやすい動作も必要です。
一番後ろの生徒さんにもよく見えるよう、少しオーバーな動き位がちょうどいいです。

(ここからは実践の施設訪問の現場トークを練習します)
 これからダンスを始めます。手のつなぎ方です。  
  立って踊る人をスタンド、車いすに座って踊る人をチェアと呼びます。
  スタンドは、手のひらを上に向けて下から、チェアは、上から、かぶせるように
  軽く握ります。腕力に自信のある方は、ひじをピーんと伸ばしてこのように、
  自信の無い方はインストラクターが車いすに手をかけて踊ります。

  回るときの注意ですが、決して腕を引っ張り回さないで下さい
  このように肩をねじると捻挫、骨折の危険がありますから。

それでは
左足から小さく前に1、2、3、4       (手のブレーキをかけて)
手を繋いで後ろに 1、2、3、4 右に麦踏1、2、3、ポイント
                 左に麦踏1、2、3、4 

今度は普通の歩幅で1、2、3、4       (車いすが後ろに逃げていませんか。)
手を繋いで後ろに 1、2、3、4 右に麦踏1、2、3、ポイント
                 左に麦踏1、2、3、4

今度は大きな歩幅で1、2、3、4 ブレーキ 手を離して車椅子が止まってるか確かめて
手を繋いで後ろに 1、2、3、4 相手左肩を押して、左ヒール 右肩を押して、右ヒール

右に小さく回ります 右に小さく回ります  左に小さく回ります 左に小さく回ります 
右に大きく回ります 右に大きく回ります  左に大きく回ります 左に大きく回ります
(肩を押して、押す感覚を十分に確認しながら  小さく回るは内側の車輪を支点に
                        大きく回るは内側の車輪を転がして)
左にスキップ半回転 右にスキップ戻ります
もう一度繰り返してみましょうか。

home  next


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送